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三聖病院院長、宇佐晋一先生の講話録です。
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「不見識」

 

精神の外部機構である知性を、心に用いること。

 

院長先生の講話の中で、教わった表現です。

 

今日、鈴木大拙先生の「宇宙的無意識」という言葉が、講話の中で取り上げられました。

 

心は本来、言葉にあらわすことのない、いきいきとしたもの。それを鈴木先生は、宇宙的無意識と表現されました。

 

「不見識」を私はたびたび犯してしまいますが、心を思考でやりくりできると、指向することの

愚かさに触れ、はっとしました。

 

先生が話される、そのまま、がいかに愛情深いものであるかを、再度感じた瞬間でした。

 

 

【MEMO】

 

・ 不安は安心しよう、治そうの努力つき。

 

・ 必ず、安心を目指す熱心な努力がつきまとっている。

 

・ 抗不安剤による治療、安心が解決しない。

 

・ 森田療法は、不安と安心を同時に解決。

 

・ 安心と不安は対立概念。考えの一対。

 

・ 生と死は見かけ上の対立概念。生の欲望、死の恐怖は、一本の線の上に並ぶ、同じもの。

 

・ 安心を強く求める行為において、不安がつきまとう。

 

・ 怖いもの、不安なもの、そのとおりに味わっていく。

 

・ 治そうとするそこに、心が加わらない。

 

・ 結論を出そうとすると、概念化されてしまう。

 

・ 心にテーマがあるとだめ。

 

・ 心をどこにも置かない。

 

・ 生き甲斐、は不見識な事柄

 

・ 言葉にあらわすことのない、いきいきとしたもの=宇宙的無意識

 

・ 皆さんが決めなければ、宇宙は決めない。

 

・ 言語での捉え方ができない=悩みがない

 

・ 悩みには解決がつきまとう。

 

・ 感情の事実に注文をつけない。

 

【黒板MEMO】

 

・ 柳生但馬守宗矩

・ 沢庵宗彭 「不動智神好録」

・ 臍下丹田

・ cosmic unconscious-ness  「宇宙的無意識」 鈴木大拙

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author : 金田 倫子
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